「心・体・環境の健康」を基盤とした
持続可能型社会を実現する
グローバル・バイオコンバージェンス
イノベーション拠点
拠点ビジョン
「心・体・環境の健康」を基盤とした
持続可能型社会の実現
世界規模でのワンヘルスの実現(ワンワールド・ワンヘルス)を目指し、
「心・体・自然環境の持続可能な健康増進」が本拠点のビジョンです。
「健康な心」、「健康な体」、「健康な環境」。
この3つのテーマの相互関係に着眼し、これら全てを20年後も持続的に守る。
さらに各々の増進を図るべく、グローバルで多様なパートナーシップの下、
「バイオコンバージェンス」を基軸とした先端科学・学際的アプローチによる課題解決や
価値創出の新たな方策(ディープテック・ソリューション)を提示。
それらを通じて、人類や国際社会の幸福を最大化します。
この拠点ビジョン実現のために、沖縄科学技術大学院大学(OIST)固有の強みである
「先端性・学際性・国際性」を最大限に活かします。
3つのターゲット
健康な心
「健康な心」は、いきいきと自分らしく生きるための重要な条件であり、厚生労働省によれば、心の健康には、生活の質をはじめ、個人の資質・能力以外にも多くの要因が作用し、特に身体の状態と心は相互に強く関係するとされています。
このターゲットでは、ストレスやうつ病の脳内動態の変化など、精神疾患等のメカニズムを明らかにするための機械学習アルゴリズム研究開発等科学的検証と社会実装により、健康な心の維持・増進につなげます。
健康な体
「健康な体」は、「健康な心」と同様、日々の生活において重要な条件です。世界中が新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中、体の健康維持には生活習慣や健康行動の他、疾病の早期発見と予防が不可欠で、そのための基礎科学技術の進歩・融合が期待されています。
このターゲットでは、例えば、生物の細胞が老化する原因の解明、人体の老化抑制をはじめ、マルチオミクス・マイクロバイオーム解析へのAIロボット技術の応用等により、ウェルビーイング・創薬・診断に関する製品・サービス開発等を推進し、健康な体の維持・増進につなげます。
健康な環境
「健康な環境」は人々の心身の健康にも密接に関係します。地球温暖化、砂漠化、森林破壊、生態系被害、大気汚染、海洋汚染等多様な課題が世界規模で顕在化しています。
このターゲットでは、例えば、AI技術を活用した新たなモニタリングシステム開発や生物多様性に関するマッピング作成をはじめ、環境・生態資源の観光アクティビティ等への活用など、新たな観光資源・サービス開発等による環境保全・活用の好循環エコシステムを構築し、健康な環境の維持・増進につなげます。
プロジェクトリーダー
ニコラス・ラスカム/Nicholas Luscombe
沖縄科学技術大学院大学(OIST) ゲノム・遺伝子制御システム科学ユニット教授。同大学院大学研究担当ディーン。英国フランシス・クリック研究所ウィントン・シニアグループリーダー、ユニバ―シティ・カレッジ・ロンドン教授、欧州バイオインフォマティクス研究所グループリーダー等を歴任。
ターゲットに対する
5つの研究開発課題
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研究開発課題 #1
「健康な心」の維持・増進のための
次世代型モニタリングシステムの開発Photo by 木永 泰山/OIST
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研究開発課題 #2
「健康な体」の維持・増進のための
バイオ解析・AIロボット技術等の応用Photo by 木永 泰山/OIST
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研究開発課題 #3
「健康な環境」の維持・増進のための
環境モニタリング研究開発Photo by Chris Wilson/OIST
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研究開発課題 #4
「バイオコンバージェンス共創システム」の
開発・データの統合・解析・活用Photo by Clarisse Croset/Unsplash
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研究開発課題 #5
「スタートアップ・アクセラレーター」による
事業化プラットフォームの開発Photo by OIST