COI-NEXT キックオフシンポジウムを開催しました
2023年3月10日(金)に沖縄科学技術大学院大学(沖縄県国頭郡恩納村 以下OIST)にて、COI-NEXT(JST)事業『「心・体・環境の健康」を基盤とした持続可能型社会を実現する グローバル・バイオコンバージェンスイノベーション拠点』のキックオフシンポジウムが開催されました。
OIST臨時理事長兼学長アルブレヒト・ワグナーの開会挨拶の後、拠点長でもあるギル・グラノット-マイヤー首席副学長が参加者に対し歓迎の意を表しました。それに続いて、文部科学省 梅原弘史 拠点形成・地域振興室長及び共創分野プログラムオフィサーである久世 和資PO(旭化成株式会社 取締役 兼 専務執行役員 デジタル共創本部長)から拠点への期待を込めたビデオメッセージを頂戴しました。
シンポジウムはニック・ラスカム氏(クリエイティブ・ディレクター兼プロデューサーMSCTY/ BBCラジオ)が『 MSCTY – 快適な響きの街をデザインする』と題した基調講演を行いました。環境音を含め、「音」と「空間」の融合について、自身のプロジェクトを紹介し、参加者からの質問に答えました。続いて、プロジェクト全体の目標などについてプロジェクトリーダーであるOISTニコラス・ラスカム教授・研究担当ディーンが説明し、各研究開発課題リーダーがそれぞれの取組について発表しました。
会場を講堂からミーティングルーム棟に移し、プロジェクトに参画するメンバーが取り組んでいる研究開発の内容説明や使用する装置などの展示が行われ、参加者が直接プロジェクト関係者と交流できる場となりました。
再び講堂に戻り、パネルディスカッション(『お互いを大切にしなければならない理由は?―学術機関と非学術機関のコラボレーションをめぐる冒険―』)にて、会場とパネリストの間で活発に意見が交わされました。熱気冷めやらぬまま、副プロジェクトリーダー北野宏明氏(OISTアジャンクト教授/ ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社長)の熱い講演(『Next Big Things in Scientific Discovery』)が続き、OISTエイミー・シェン教授・プロボストの閉会の挨拶でシンポジウムは幕を閉じました。
本イベントにはオンライン参加者67名、オンサイト参加者175名、計242名の方が参加されました。皆様からのご意見やコメントを参考に、より良い拠点形成に向けて邁進します。
ニック・ラスカム氏(クリエイティブ・ディレクター兼プロデューサーMSCTY/ BBCラジオ)基調講演
『 MSCTY – 快適な響きの街をデザインする』
グローバル・バイオコンバージェンスイノベーション拠点 研究開発課題紹介
展示会の様子
パネルディスカッション
北野宏明氏による講演
『Next Big Things in Scientific Discovery』
OISTエイミー・シェン教授・プロボストの閉会の挨拶